社長メッセージ

自然との繋がりを取り戻す持続可能な社会の実現へ

-豊かで美しい日本の自然を取り戻し生かすこと、そしてその利用の仕方による社会貢献-

(幼児教育、再生エネルギー、CO2削減への貢献、林業再生、環境保全など)

私と林業の最初のかかわりは、大学生の時に冬場のアルバイトとして椎茸の原木の伐採に誘われたことです。当時は、ゴルフ場開発が盛んで、造成予定地の「なら」、「くぬぎ」などの原木を1メートル前後に玉切りして種菌業者に卸しておりました。そのまま林業に従事することも考えましたが、数年後、外資系の銀行に就職し山を離れました。

私は自然と接するとリフレッシュする感が強く、そこから恐らく、人は自然の一部なのではないかと感じていましたが、実際はその自然からはかなり遠い環境で生活やビジネスをしていました。そのなかで、昨年来のパンデミックは、今までの自分を総括する契機となりました。

現在、林業という産業は様々な要因から活力を失ってきている一方、その対象とする森林 (山林)において、物質生産のみならず生物多様性や地球環境保全、療養・保養・レクリエーションといった多面的機能は注目されています。さらに、日本の森林資源(蓄積量)は増加傾向にありながら、適切な整備がおろそかにされてきた結果、森林の質の低下は問題となっております。

私たちは、育林・木材生産に加えて、木質バイオマスエネルギーや整備した森林での自然セラピーなど、事業サービスを統合・多角化することで、経済的に自立するビジネスモデルを創出できるのではないかとの思いから会社を立ち上げました。

地下資源利用の弊害を減らしていきたい、そのためには地上資源の適切な利用が必要で、急速な気候変動対策としても、森林の有する多面的な機能をフルに発揮できるように、持続可能な森林経営を目指して参ります。

自然とのつながりを取り戻す私たちの事業は、かかわる全ての人に豊かで健康的な生活のご提供をお約束するものです。至らないところばかりですが、皆様のご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

代表取締役社長 和田雄一